《旅に出た理由》
学生時代から、漠然とした「世界に通じる何かをしたい」
それを抱えたまま、高校卒業後は普通に就職。企業としては大手で、世界に展開はされているが、自分自身は工場で生産に従事していた。
当初3~4年ほどは自分に正直に考え行動していたが、一昔然とした周囲の体質に負け、鬱も経験した。
しばらく思考停止に陥り、その後は周囲に合わせることで鬱状態は脱出。当時はそれしか思いつかず、そうすることしかできなかった。
20代も半ばの頃、昔からバイクに乗りたかったので、とりあえず中免を取得。
CB400を買い、元々旅行が好きだったのもあり必然的にツーリングに目覚める。数か月後、すぐに大型へ限定解除した。
このときにはキャンプもしていて、キャンプ場でガチなキャンパーと知り合った。その後付き合いもあり師事を仰いだが、右往左往した記憶があるw
やはり類は友を呼ぶのだろう、いつの間にかキャンプという共通の趣味を通して、ライダーや登山を趣味とする友人達と出会い、現在でも親交がある。
因みに、このとき既に『いつか世界一周ツーリングやってみたい』という想いを口に出していた。
そんな折、思考停止から完全に抜け出した大きなキッカケは、皮肉にも2011年に起きた東北大震災だった。
東北にある工場からの部品供給が間に合わず、同年のゴールデンウィーク連休が20日近くになった。
長くなった連休は、いつもより足を伸ばして九州へ。道中も気に入った場所に連泊してゆっくり過ごした。(当時の感覚でだけど)
いつもより長くなった連休を堪能し思ったのが『こんな思い、今の生活のままじゃムリだ。』
当時すでに、ニコニコ動画で世界一周動画をリアルタイムで投稿しているおっさん氏(HN)も観ており、
「いつか海外ツーリングに行く」という漠然とした想いは、『いつ行くか』という具体的なものになっていた。(早い話、感化された。)
その当時は2015年に出発しようと考え、そこに向けて準備を進めていたが、間もなく社内での昇格研修の話しが出る。
研修のストレスと欲求が相まって「会社辞める。バイクで世界一周してくる。」と一部に宣い、根回しを始める。
そして研修終了後、上司に退社の意向を伝える。昇格時期の絡みもあったので、予定を1年早めて2014年に出発。
貯金が満足に出来なかったのでアフリカ大陸縦断は諦めたが、結果的に移住先を探すという目的にストイックになれた。
その他、当時の目的も簡単に言うと
子供が出来た時、夢ややりたいことをやれる雰囲気・環境を、家の中から作る(説得力を持たせる)
世界遺産とか、自分の足で行って、自分の目で見たい
等々、他にもあって書こうとしたけど、今後の展望に幸せを感じているので割愛します。
(不満がエネルギーになったことから来た目的もあります。)
何のために自分が働いているのか、わからなくなっている人もいると思います。
そんな人は特に、一度現状に見切りをつけて退職してみませんか?
なんなら、旅に出てもいいんじゃないでしょうか?
旅は良いものですが、それはただのキッカケに過ぎません。
その延長線上にある【希望の人生・幸せな生き方】を見直すだけのものです。
息苦しい今の日本社会、最も必要なのはバケーションだと、僕は思います。